MR#1コンテスト2015 最高殊勲MRは田辺三菱の淡路さん
公開日時 2015/11/24 03:52
ナンバーワンMRを決める「MR♯1コンテスト 2015」が11月22日、東京・品川の星薬科大学で開催され、最高殊勲MR(MVMR)に田辺三菱製薬の淡路育弘さんが選ばれた。
MR#1コンテストは、医療環境が激変するなかで、日々工夫しながら活躍しているMRにスポットライトをあてて広く紹介する場。第2回目となる今回は、“地域医療に貢献する”をメインテーマに、「MR#1実行委員会」(委員長:池上文尋・メディエンス代表)が企画・開催した。
30人の応募に対して書類、自己紹介動画、小論文にて、「地域医療への貢献が感じられるか」などのポイントで一次審査を通過した5人がこの日のファイナル審査に進んだ。ファイナルでは、課題に対する医師らとのロールプレイ(5分)、「地域医療への貢献」をテーマにしたプレゼンテーション(5分)、ファイナリスト全員によるパネルディスカッション――を行い、医師、薬剤師、介護職、患者からなる8人の審査委員(委員長:亀井淳三・星薬科大学薬物治療学教室教授、イノベーションセンター長)と会場の投票により、MVMRとともに以下の受賞者が決定した。
MVMR(最高殊勲):淡路育弘さん(田辺三菱製薬)=写真中央
ユニーク賞(共感力、人間的魅力):内藤崇さん(中外製薬)=写真左
ハイパフォーマンス賞(コミュニケーション、対応能力):松下浩介さん(グラクソ・スミスクライン)=写真左から2番目
ベストプレゼン賞(プレゼン能力、マナー、表現力):髙尾祐樹さん(サノフィ)=写真右
インテリジェンス賞(学術、洞察力):淡路育弘さん(田辺三菱製薬)
ビジョナリー賞(医療への貢献、未来志向が高い):濱田理さん(サノフィ)=写真右から2番目
MVMRに輝いた淡路さんは受賞後の挨拶で、「これまでの患者さんを念頭においた活動を評価していただいて嬉しい」と語った。そして、「医療業界を目指したのは家族に患っていた者がいたから。祖母が重度のリウマチで、その頃は良い薬もなく、祖父に対して毎日、痛くて死にたいと言っていたと聞いた。幼少の私は何もしてあげられなかった」と振り返り、「祖母孝行してあげられなかった分を、患者さんに、この仕事を通じて広く貢献したいという思いが私の今の活動を支えている」と話した。