“エシカル・ディテーリング”へのシフト
公開日時 2015/09/30 00:00
コンサナリスト川越満「正しい道の選択は難しい。多くの人は善だと思う?善悪は行動で決まるんだ」――アフリカのシエラレオネ共和国を舞台に“紛争ダイヤモンド”の問題をリアルに描いたレオナルド・ディカプリオ主演の映画『ブラッド・ダイヤモンド』は、3人の主役の思惑が交錯しながらストーリーが進んでいく。ディカプリオ演じる元傭兵のダイヤ密売人アーチャーは、現状から抜け出すためにダイヤで大金をつかもうとしている。反政府軍RUFにより、闇ダイヤの採掘場で強制的に働かされされているソロモンは、引き離された家族との再会に奔走する。もう一人のジャーナリストのマディーは、紛争ダイヤモンドの闇ルートの真実を暴こうとアーチャーに近づく。同作品は、“エシカル”(ethical)を語る上で欠かせない作品だ。エシカルとは、「倫...