PART2 空白の治療領域に挑む新薬
公開日時 2015/06/30 00:00
国内後期開発プロジェクトは600以上申請品目数は94後発医薬品(以下、GE)の数量シェアが80%以上の時代がやってくる。いつまでにこの数値目標を達成させるのかなど現時点(6月初旬)で流動的なところもあるが、少なくとも“GEの使用拡大が一層進む”ことは確定した。そして、研究開発型製薬企業では長期収載品からの収益がアテにならず、特許期間中の新薬で収益最大化→次の新薬開発に充当→次の新薬を生み出して収益最大化―とのサイクルの中でしか生き残れないこともまた確定した。一方で、患者に目を向けると、治療法・治療薬の乏しい疾患領域に新薬が出てくるというのは、希望につながる嬉しい状況である。そこで本誌では製薬各社の公開情報やアンケート調査を基に、直近のフェーズ3以降の開発品を集計し、近々に上市が見込まれる新薬...