地域卸物流強化!バイタルネット宮城センター稼働、防災と可変性+PIC/S GDP視野に高機能物流を
公開日時 2015/05/31 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●アステムは南九州稼働で複眼化、モロオはクロスドッキングに在庫並置体制に●地域包括ケア体制下、地域密着・安定供給・非常時対応基本に後発薬対応も東北・新潟を主商圏とするバィタルネットはこの1月に宮城新物流センターを稼働、安定供給体制を固めた。稼働後45年を経た名取物流センターの更新だが、将来にむけての可変性を重視した設計姿勢だ。注目されるのは広い余裕スペースをもたせ、PIC/S(国際医薬品監査機構)加盟で日本の医薬品流通の新規範になるEU型GDP対応も視野に入れたことだ。一方、九州のアステムも今年1月に南九州物流センターを立ち上げ、複眼体制を整えた。北海道で独立体制を堅持するモロオは、11年稼働のスルー型物流センター体制を軌道にのせ、備蓄機能を立ち上...