希少疾患治療薬のプロモーション、傾向と対策 前編(傾向について)
公開日時 2014/11/01 00:00
生活習慣病をはじめとするブロックバスター製品の相次ぐ特許切れ等を受けて、アンメットな希少疾患領域への取り組みが目立ってきています。プロモーションでは、疾患ごと、個々の医療者ごとのニーズを的確にとらえた施策が必要になるため、やりがいの一方で、難しさもあるようです。そこで、多くの疾患領域をサポートしてきた私たちの経験から、希少疾患治療薬のプロモーションの傾向と対策についてお伝えしてみたいと思います。前編では傾向について取り上げます。患者数の多い疾患と希少疾患、プロモーションの性質の違い希少疾患のディテーリングはSOVではなく、質が顕著に問われます。SOVを高める絨毯爆撃的なアプローチは効きにくい、要はそれだけでは処方の可否を判断しかねるということでしょう。処方の決断までには、それぞれの医療者と患...