バイエル アイリーアに「病的近視における脈絡膜新生血管」の適応追加承認取得
公開日時 2014/09/24 03:51
バイエル薬品と参天製薬は9月22日、加齢黄斑変性などに用いる薬剤アイリーア(一般名:アフリベルセプト硝子体内注射液)の適応に「病的近視における脈絡膜新生血管」を追加する承認を取得したと発表した。脈絡膜新生血管は、後眼部に病的な変化を伴う強度近視から網膜に異常な新生血管が急速に形成される網膜疾患で、治療しないと失明に至る場合もある。同剤は、新生血管の発生に関与するVEGFを阻害し、異常な新生血管の成長を抑える作用を持つ。
治験成績は、日本も含むアジアで行われたフェーズ3試験(MYRROR)では、患者122例について二重盲検で偽注射群と比較したところ、24週目の時点でアイリーア投与群で偽注射群を有意に上回る平均視力変化の改善効果が示され、その効果は48週目まで続いた。
同剤の販売は参天製薬が行い、両社でコ・プロする。