アラガンと塩野義 睫毛貧毛症治療薬グラッシュビスタを共同販売
公開日時 2014/09/17 03:50
アラガン・ジャパンは9月16日、3月に承認を取得した睫毛貧毛症治療薬グラッシュビスタ外用液(一般名:ビマトプロスト)について、塩野義製薬と共同販売する契約を締結したと発表した。同薬は薬価未収載の保険適用外医薬品の扱いで、まずアラガンが29日から販売を開始する。塩野義も準備が整い次第販売を行う。
睫毛貧毛症は、睫毛が不十分であったり、不足したりする状態を指す。加齢に伴い生じる場合やがん化学療法による薬剤誘発性のケースがある。グラッシュビスタはプロスタグランジンF2α誘導体の作用により、不十分な睫毛の長さや太さ、濃さを改善する。米国をはじめとする世界23カ国で承認を取得している。
今回、グラッシュビスタを共同販売する塩野義製薬は、にきび治療薬ディフェリンやステロイド剤のリンデロンなどを手掛けてきており、皮膚科領域でのラインナップ拡大につながるとしている。