参天・中計 17年度国内売上1450億円以上に 13年度より約2割アップ
公開日時 2014/08/06 03:52
参天製薬は8月5日、2014~17年度までの中期経営計画を発表した。国内事業は滲出型加齢黄斑変性治療薬アイリーアの成長や、未充足治療領域への対応強化などで、17年度売上高は13年度より約2割アップの「1450億円以上」を目指す。
中計全体では、海外事業の強化が主要課題。アジア事業では中国をはじめとする主要市場でのトップシェアの獲得に取り組む。欧州事業は新製品投入など事業拡大を図る。同社は、米メルクから日本と欧州、アジア太平洋地域の眼科事業を買収しており、海外展開を加速する。その結果として海外売上高比率を13年度の約18%(海外売上高265億5000万円)から約29%(同約600億円以上)に引き上げる。
これらにより国内外合わせた17年度売上高は2050億円以上(13年度1486億6300万円)、営業利益は450億円以上 (同274億1400万円)を目指す。研究開発費は210億円程度(同190億円)を計画する。