PPIネキシウム 処方医の過半数 第一選択薬に位置づけ 制酸作用など有効性を実感する医師多く 不満は薬価
公開日時 2014/07/31 00:00
消化性潰瘍や逆流性食道炎の治療を激変させたプロトンポンプ阻害薬(PPI)で国内4成分目となるネキシウムが11年9月に発売されて、2年半が経過した。同剤はラセミ体のオメプラゾール(一般名)の一方の光学異性体(S体)。肝代謝酵素の影響を受けにくく、オメプラゾールよりも有効性が高いといわれる。本連載では同剤について過去2回調査(12年10月調査、13年4月調査)しているが、その後の臨床評価の変化なども含め、改めて検証したい。まず、今後の処方増へのスタンスは「そう思う」が24%、「まあそう思う」が53%で、処方増に積極的な「まあそう思う」以上は77%となるが、13年調査では79%、12年調査では85%だった。なお、n数は今回773人、13年調査759人、12年調査658人、全3回の調査に回答した医師...