サノフィ ARBディオバンと骨吸収抑制薬ゾメタのGE新発売 サノフィブランドでGE市場参入
公開日時 2014/06/23 03:50
サノフィは6月20日、ARBバルサルタン錠20mg、40mg、80mg、160mg「サノフィ」(先発品名・ディオバン)と、がんによる高カルシウム血症などに用いる骨吸収抑制薬ゾレドロン酸点滴静注4mg/100mLバッグ「サノフィ」(ゾメタ)の後発医薬品(以下、GE)2製品を同日に新発売したと発表した。両剤は同社が自社販売する初のGEで、「サノフィブランド」でGE市場に本格参入した。なお、製造販売承認はバルサルタンが日本薬品工業、ゾレドロン酸がアイロム製薬で、サノフィが両社から仕入れて販売する。
同社では昨年12月から疾患領域別のビジネスユニット制を敷き、MRは▽糖尿病▽プライマリー&コンシューマーヘルスケア▽オンコロジー――の3つのビジネスユニットに配置している。今回発売したGEのうち、バルサルタンはプライマリー&コンシューマーヘルスケアのMRが、ゾレドロン酸はオンコロジーのMRが、先発品とともにプロモーションする。さらに、GEについては調剤薬局チェーンやグループ病院とのビジネスの最適化を図る「キーアカウントビジネスユニット」も受け持ち、このビジネスユニットが薬局チェーンなどの本社や本部へのプロモーションを行う。
サノフィはGEの発売にあたり、「これまで先発医薬品メーカーとして培った経験と顧客との関係性を最大限に活かし、顧客ニーズに応えるジェネリック医薬品を提供していく」とコメントしている。
サノフィが日本でGEの自社販売を始めると表明した際の記事は、こちら。