看護・福祉まで視野に入れた患者視点のMR活動実践を
公開日時 2014/05/02 05:00
第20回(最終回)精神科領域での多剤投与の適正化の推進中小企業診断士平田雄一郎日本は、諸外国と比べて向精神薬の多剤投与が多くなされており、医療費の観点からも患者の治療成績の観点からも大きく問題視されています。そのため、精神科領域において、薬剤の適正使用と効率化を進めるために、処方の適正化を図る政策が導入されました。具体的には、1回の処方において、▽3種類以上の抗不安薬、▽3種類以上の睡眠薬、▽4種類以上の抗うつ薬又は4種類以上の抗精神病薬―を投与した場合は、精神科継続外来支援・指導料は算定できないこととなり、また、処方せん料、処方料、薬剤料については減算となりました(資料1)。医療機関にとって、非常に厳しい内容と言えます。特に、薬剤料は20%減算されることから、病院経営への影響は大きいことが...