新・後発医薬品調剤体制加算 薬局薬剤師の3分の2「取得目指す」 ネグジット総研調べ
公開日時 2014/03/12 03:52
ネグジット総研がこのほど行った、調剤薬局に勤務する薬剤師を対象にした2014年度調剤報酬改定に対する意識調査によると、加算要件が引き上げられた「後発医薬品調剤体制加算」の取得を目指すと回答した薬局薬剤師は3分の2に上った。
調査はネグジット総研の薬剤師調査モニターに登録している薬局に勤務する管理薬剤師に対し、2月17~24日にWebアンケートとして行い、303人から回答を得た。詳細な内訳は診療所門前勤務206人、病院門前勤務56人、面調剤勤務41人だった。
14年度の調剤報酬改定では、後発医薬品調剤体制加算は実質的に加算要件が引き上げられた。後発品使用数量55%以上で18点、65%以上で22点が算定可能になったが、現況については「55%未満」が58%、「55%以上65%未満」は29%、「65%以上」が13%で、現段階で加算要件を満たしている薬局は42%だった。
新指標に対する意向を尋ねると、39%が「55%以上を目指す」、27%は「65%以上を目指す」と回答し、66%が加算取得に前向きな姿勢を示した。「現状維持」は26%だった。
◎24時間開局「検討中」は7%
14年度改定では、医療機関と24時間開局薬局との連携が盛り込まれているが、24時間開局への意向を聞いたところ、「24時間開局している」のは0.3%で、「24時間対応しているが24時間開局を検討」は3%、「24時間対応しておらず24時間開局を検討」も4%にとどまった。
回答では「24時間対応しているが24時間開局の予定なし」が50%で最も多く、「24時間対応しておらず今後の予定もない」も29%だった。