第１回改定率の読み方とは基本編中小企業診断士平田雄一郎2014年度の診療報酬改定、薬価改定のポイントはどこにあるのでしょうか。今回はそのポイントと読み方を一緒に考えていきましょう。一般的に、診療報酬の改定率は、診療報酬本体、薬価改定等(薬価改定、材料改定)と、全体（診療報酬本体+薬価改定等）に分けて見ることが基本になります。今回の改定は、消費税率の引上げ(5%→8%)も17年ぶりに同時に実施されます。医療費は、原則として非課税のため、患者が医療機関を受診し、医療費を支払う時には、消費税を直接支払うわけではありません。しかし、診療報酬や薬価には、消費税相当分が含まれています。そのため、消費税率の改定は、診療報酬点数、薬価点数に影響があるのです。これが2014年度改定のひとつのポイントで、例年と...