薬業四団体賀詞交歓会 アベノミクスへの貢献うたう 薬価制度改革に注文も
公開日時 2014/01/09 03:52
恒例の東京医薬品工業協会など薬業四団体新年賀詞交歓会が１月８日、業界ほか行政の関係者を招き、東京都内のザ・プリンスパークタワーで開かれた。欧米、新興国の経済減速、日本もデフレ脱却が十分とはいえず、先行きが不透明な中で、今や「アベノミクス」と国策ともいえる日本経済の成長への貢献に向け気持ちを新たにした。
主催者を代表してあいさつに立った東薬工の野木森雅郁会長（アステラス製薬会長）は、製薬産業の社会的使命を念頭に、医薬品の安全性、品質の確保に加え「倫理・法令遵守による透明性と信頼性の確保」にも取り組み「アベノミクスによる経済活性化に貢献していく所存です」と表明した。
業界悲願の新薬創出加算の本格導入が来年度薬価制度改革で見送られたことに触れ「制度化を次期議論の場でぜひとも実現していただきたい」と述べ、出席者の一部から拍手が起こった。
賀詞交歓会は、東薬工、東京薬事協会、東京医薬品卸業協会、東京都家庭薬工業協同組合によって開催された。