アイロム製薬 新社長に元エーザイの鈴木氏 1月1日付
公開日時 2013/12/26 03:50
共和薬品工業は12月25日、子会社で注射剤、輸液を扱うジェネリック(GE)メーカーのアイロム製薬の新しい社長に元エーザイの鈴木聡氏が1月1日付で就任すると発表した。交代理由について共和薬品は「経営の刷新を図るため」とだけ答えている。
アイロム製薬は、インドのGEメーカーであるルピンの傘下に入った共和薬品に11年11月に買収された。ルピンは、日本国内での品揃えを厚くし、DPC病院、卸ルートを確保するのが狙いだった。アイロムとしても生産設備の強化が図られた。09年4月から社長を務めた羽田野修氏は12月31日付で退任する。
鈴木修氏は、慶応義塾大学卒業後、エーザイに入社し、その後海外での役員などを歴任し、13年7月にアイロムの取締役に就任していた。50歳。
ミクスでは13年8月号で、「脅威のインド 敵かパートナーか」(現在連載終了)のコーナーで、インド企業とパートナーを組み、事業展開をしている日本企業としてアイロムの羽田野社長へのインタビュー記事を掲載しました。タイトルは「強化された事業基盤とコスト競争力」。ミクスOnlineプレミア会員はこちらから読めます。