大分大学とアデランス 抗がん剤による脱毛の予防剤開発目指し提携
公開日時 2013/12/11 03:50
大分大学とアデランスはこのほど、抗がん剤治療による脱毛を予防する脱毛予防剤の開発を目指した共同研究の契約を締結したと発表した。同大学消化器・小児外科講座で、抗がん剤による脱毛に対してαリポ酸誘導体が抑制効果を有することを基礎研究で確認しており、今後、臨床的有効性を確認したうえで実用につなげていく。同講座の猪俣雅史准教授は「製品化できれば多くの抗がん剤を受けられるがん患者さんにとって治療を受け入れやすくなると思う」と述べている。
アデランスはCSR活動の一環として2002年以降、17の理美容室を病院内に開設。移動や体動が難しい患者へのサービスや抗がん剤による治療を受ける患者のウィッグの相談、脱毛ケアを行っている。