不眠症治療薬ルネスタ 処方医の7割近くが処方増意向
公開日時 2013/11/30 00:00
「第一選択として」は2割未満苦味緩和もまだ気になる高薬価との指摘も不眠症は入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害などの睡眠問題が1か月以上続き、日中に倦怠感、意欲低下、集中力低下、食欲低下などの不調が出現する疾患と定義される。治療では、一般に不眠症治療薬が用いられている。不眠症治療薬では長らくベンゾジアゼピン系薬が主役だったが、副作用などの問題もあり、現在ではとりわけ長期処方になる場合を中心に非ベンゾジアゼピン系薬が主流となりつつある。日本での非ベンゾジアゼピン系薬の走りは1989年に上市されたアモバン(一般名・ゾピクロン、サノフィ/アステラス)である。同薬はGABA-A受容体複合体のベンゾジアゼピン結合部位(ω受容体)のうち睡眠鎮静作用に関与するω1受容体に働き、γ-アミノ酪酸(GABA)...