関節リウマチ編
公開日時 2013/11/30 00:00
生物学的製剤使用率トップはエタネルセプトDPC43病院の3分の1占める関節リウマチの薬物治療は長らく対症療法の域にとどまり、抗炎症効果のあるNSAIDsやステロイドが主体であった。こうした状況が様変わりし始めたのは2000年ごろから。免疫調整作用を有する疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)、とりわけ関節破壊の抑制効果が高いメトトレキサート(MTX)、さらに生物学的製剤が登場し、根治を目指す治療が急速に現実味を帯びてきた。メディカル・データ・ビジョン(MDV)が集計したDPC病院の診療データから、各薬物治療の普及度や生物学的製剤の使用実態を探った。今回MDVが集計したのは、2010年7月以降の入院・外来データがそろうDPC病院43施設の診療情報。11年1月~13年6月に関節リウマチと診断され...