PTPシート誤飲減らず 2年間で26件 日本医療機能評価機構が再注意
公開日時 2013/09/19 03:51
日本医療機能評価機構は9月17日、医療従事者が注意すべき行為について注意喚起する「医療安全情報」(No.82)を発表した。11年8月にPTPの誤飲を注意喚起したが、その後の2年間の報告が26件と減らないことから再び注意を呼びかけた。多くが医療者側からPTPシートを1錠ごと切り離して患者に渡し、そのまま患者が服用してしまうケースだったという。同情報では、患者にはPTPから取り出して渡すことのほか、患者には切り離さずにPTPから取り出して服用することを伝えることを求めている。
PTPシートの角は鋭利なため、のどや食道、胃・腸を傷つけるおそれがある。厚労省は10年に、医療関係者に調剤・与薬時等に不必要にハサミなどで1つずつPTPシートを切り離さないよことや、一包化も検討することなどを呼びかけていた。