三和化学と大日本住友 食後過血糖改善薬セイブルの共同販促14年3月で終了
公開日時 2013/09/18 05:00
三和化学研究所と大日本住友製薬は9月17日、糖尿病の食後過血糖を改善するαグルコシダーゼ阻害薬(αGI)セイブル(一般名:ミグリトール)の共同販促を2014年3月末で終了すると発表した。14年4月以降は三和化学が単独で販売する。
今回の提携解消について、三和化学はαGIでの売上首位という所期の目標を達成したためとしている。大日本住友は、自社の糖尿病の新薬群が順調に売り上げを伸ばしているため、それらに営業リソースを注力することを理由に挙げている。
セイブルは12年度売上高は前年より6.8%増の187億円を売り上げている。大日本住友は、2型糖尿病薬として10年にビグアナイド薬メトグルコ(メトホルミン)、11年に速効型インスリン分泌促進薬シュアポスト(レパグリニド)を発売。メトグルコは13年度に32億円増の152億円、シュアポストは18億円増の25億円の売上をそれぞれ計画している。
セイブルは三和化学が承認を取得、06年の発売当初から両社で販促してきた。