認知症市場 アリセプトはネット 新薬群はMR活動活発
公開日時 2013/06/30 00:00
本連載は、医師が医療用医薬品の情報に触れたチャネル(MR、ネット、講演会等)について毎月、その接触時間や処方インパクトなどを集計・分析するエムスリー社の「mx(MedicalChannelMix)」をベースにしている。“接触時間”と0~10点の11段階で評価する“処方インパクト”を掛け算して算出される数値を“処方影響力”と定義し、製品別に医師の情報源を探る。なお、mxの調査対象医師は約4000人。月の前半と後半の2週間ずつに割り振って調査している。長らく「アリセプト王国」状態が続いてきたアルツハイマー型認知症(AD)領域だが、2011年以降、新薬が3成分4製品も登場したほか、アリセプトの後発品も参入し、AD市場は活況を呈している。新薬のうち脳内で学習・記憶や脳虚血にかかわるとされるN-メチル...