米国発 再入院率による医療機関への評価の導入
公開日時 2013/02/25 04:00
2014年の医療改革法全面施行にともない、アメリカでは病院等医療機関への医療費の支払い償還に医療の質への評価が加味される。全米の病院が躍起になって効果的な対策を模索しているのが退院患者の再入院問題へのソリューションだ。退院後、時間をおかずに(30日以内)再入院してくる患者の比率が一定水準を超えて高いと、ペナルティとしてその医療機関へのメディケアなどの支払い償還率が引き下げられると言うものだ。(医療ジャーナリスト西村由美子)実際、メディケアは2013年10月から,心筋梗塞、急性心不全、肺炎の入院患者等について、期待水準に達しない高い再入院率を記録した病院に対して、医療費の支払い償還額を1%削減するとしており、この適用になると年間数億円相当の損失が出る病院が少なからずあると予測されている。このよ...