ER陽性乳がん患者 長期投与の安全性構築へ ATLAS、LEAの結果から
公開日時 2012/12/25 00:00
エストロゲン受容体(ER)陽性患者を含む、ホルモン受容体陽性乳がん患者における長期予後の観点も重要視されるようになってきた。12月5~8日まで米サンアントニオで開催された第35回サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)で発表された、「ATLAS」、「LEA」などの結果などから、今後のER陽性乳がん患者の治療の方向性を探る。(取材協力:医学ライター森永知美)ATLASER陽性乳がん患者へのタモキシフェン10年投与の有用性示すエストロゲン受容体(ER)陽性乳がんにおいて、タモキシフェンの補助療法を標準治療の5年間から10年間に延長することで、再発と乳がん死のリスクを有意に低下することが示された。ランダム化比較試験「ATLAS(AdjuvantTamoxifen:LongerAgainstS...