2012-13年 医薬品流通7大潮流」を読み解く
公開日時 2012/12/25 00:00
●「流通透明化」の霧は晴れるか…「価格交渉」は未曾有の停滞●「新薬創出加算」でメーカー格差拡大…「調剤大手」は減益基調にサプライチェーンロジスティクス研究会保高英児新薬創出加算試行は第2ラウンドに入った。品目群ごとに乖離率の格差が拡大し、外資に強い追い風が吹く。内資は長期収載品の追加切下げも加わり、さらに一般名記載の加算でブレークした後発品との競合も厳しい。11月に開かれた流改懇では流通透明化の進展が見え始めた。価格交渉もその影響で未曾有の膠着状態が続くが、妥結期限も切迫する。一方調剤大手の決算に変調が現れ、高収益時代は曲り角に。制度変更で揺れ動く医療用医薬品流通で川上~川下に変化の予感が走るが、中核にある卸決算は回復するのだろうか。1.新薬創出加算第2ラウンドへ外資追い風、後発薬ブレーク2...