【ミクス医薬ランキング:注目のデータ5】MRの嬉しかったこと/不満・悩み
公開日時 2012/12/06 04:00
医療・医薬品データをランキングにまとめたミクス増刊号「医薬ランキング」(2012年版9月25日発売)から、注目のデータを定期的に紹介するこのコーナー。第5回は、MRの嬉しかったこと、不満・悩みです。
現役のMRがどのような思いで活動し、またどんな悩みを抱えているのかについて、編集部は11年2月に初めてMR意識調査を実施した。「MRとして嬉しかったエピソード」では約4割のMRが、「自社品で患者さんが救われたことを知った」など、患者の回復・健康に寄与できたことを挙げた。次いで多かったのが医師から感謝・信頼されたこと。この中には「名前で呼ばれた。名前=信頼」との書き込みも複数見られた。嬉しかったエピソードが「特になし」は6%しかなく、多くのMRが何かしらの達成感や充実感を糧に活動していることがうかがえた。
不満・悩み「特になし」2割
一方、「現在感じている悩み・不安」については、多岐にわたるコメントが寄せられたが、「特になし」との回答は全体の2割強だった。ほかは、会社や上司への不満が全体の16%。上司の能力、評価体系、給与減、厳しいノルマを嘆く声から、「長期収載品が多く、後発品で売上減」「開発パイプライン不足」といった新薬メーカーの存続そのものに不安を示す内容も散見された。「いつリストラが始まるか」など雇用不安を明確に書き込んだものも複数あった。スキルアップなどより効果的なMR活動をしたいという前向きな悩みの一方で、MRの存在価値を問うもの、訪問規制の厳しさを嘆くものも見られた。
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