武田薬品 肥満症治療薬を国内承認申請
公開日時 2012/10/31 04:02
武田薬品は10月30日、肥満症治療薬cetilistat(開発コード「ATL-962」)を日本で承認申請したと発表した。治験は2型糖尿病及び脂質異常症を合併した肥満症患者を対象に実施。52週のプラセボ対照試験では、主要評価項目の平均体重変化率を見たところ、同剤(120mg×3/1日)投与群は-2.776%に対しプラセボ投与群-1.103%で、副次評価項目のHbA1cとLDL コレステロールの変化についてもプラセボ投与群と比較して有意な低下を示した。
同剤は、英Alizyme社が創製したもの。消化管及び膵臓から分泌される脂肪の分解酵素であるリパーゼを阻害し、消化管からの脂質の吸収を抑制することで体重減少効果を示すというリパーゼ阻害薬。