ヤンセン iPad操作ログとCRMの連携検討 医師の関心に合った情報提供目指す
公開日時 2012/10/15 04:02
ヤンセンファーマは、1000人の全MRに導入したiPadについて、操作ログ情報とCRM(顧客管理)システムの連携させ、医師の資料の参照率や関心の高い医薬品などを分析し、より医師の関心に合った営業活動などに応用することを検討している。来年の実現を目指す。
同社は1月、約1000人の全MRにiPadを導入し、情報提供活動への活用を始めた。iPadをMRのディテールツールとして活用することにとどまらず、、保存されているMRの操作ログとCRMの連携させることにより、顧客ニーズを分析、マーケティング戦略や営業戦略に応用することは可能性として指摘されていたが、今回ヤンセンで具体的に検討されていることが分かった。
ヤンセンは日立ソリューションズの製薬業向けiPadマーケティング支援ソリューション「Interactive-Pro」(株式会社インタラクティブソリューションズの商品名称)を採用している。医師への短時間の面会の中で大量の資料から必要な情報を瞬時に検索し、効率的かつ効果的に医薬品情報を医師へ提供することができるようにしたのも特長の1つ。MRが外出先でiPadからデータベースにある営業資料、文献情報の中から、面会する医師に最適な資料を選択して独自のストーリーを瞬時に組み立てることもできるという。