痛風・高尿酸血症用薬 約40年ぶりの新薬フェブリク錠
公開日時 2012/08/30 00:00
新患の4人に1人に処方腎臓内科でシェア急増少なからぬ中高年男性を悩ます痛風。「風が当たるだけでも痛い」と称されるこの疾患は、尿として排泄される尿酸が体内に再吸収されて血中で高濃度となり、足など体温が低いところで結晶化したものを好中球が攻撃することで血管にダメージが起き、激しい痛みが発生する炎症性疾患だ。痛風・高尿酸血症治療薬には、尿酸のもとになるキサンチンの生成に関与するキサンチンオキシダーゼを阻害する尿酸生成抑制薬のアロプリノール(先発品名・ザイロリック)とプロベネシド(先発品名・ベネシッド)、尿酸の再吸収を抑える尿酸排泄促進薬のベンズブロマロン(先発品名・ユリノーム)、非ステロイド系抗炎症薬で尿酸排泄作用があるブコローム(先発品名・パラミヂン)が使用されている。実臨床ではアロプリノールと...