大日本住友 入眠薬マイスリーのジェネリック発売 CNS領域のラインナップ強化
公開日時 2012/06/27 04:01
大日本住友製薬は6月28日に、不眠症治療薬マイスリーのジェネリック「ゾルピデム酒石酸塩錠5mg/10mg「DSP」」を発売すると発表した。同社は精神神経領域を重点領域に位置づけており、不眠症治療薬は1977年に発売したエリミンに次いで2製品目。同社が扱うジェネリックとしては8成分目の製品となる。
マイスリーは6月の追補収載でジェネリックの収載品目数が多かった品目のひとつ。32社72品目が参入した。大日本住友は同社が強みとする精神神経領域においては、ジェネリックであっても、既存品とのシナジー効果が期待できるものは取り扱う方針を示している。
大日本住友では、統合失調症治療薬ロナセン、ルーラン、パーキンソン病治療薬トレリーフ、ドプス、抗てんかん薬エクセグラン、抗不安薬セディールのほか、昨年12月にはアルツハイマー型認知症治療薬アリセプトのジェネリックを発売した。今年6月には抗うつ剤パキシルCRについてグラクソ・スミスクラインとコ・プロモーションを開始するなど、製品ラインナップを強化している。