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サノフィ 1日1回のGLP-1受容体作動薬リキシセナチドを申請 承認されれば国内3成分目

公開日時 2012/06/12 04:02

サノフィ・アベンティスは6月11日、2型糖尿病の治療に用いるGLP-1受容体作動薬リキシセナチド(一般名)を日本で同日に承認申請したと発表した。同剤は1日1回、皮下注射で投与する。承認取得となれば、1日1回皮下注のリラグルチド(一般名、国内製品名:ビクトーザ)、1日2回皮下注のエキセナチド(同バイエッタ)に続く国内3成分目のGLP-1受容体作動薬となる。なお、エキセナチドは週1回投与の徐放製剤(国内製品名:ビデュリオン)の承認を今年3月に取得している。

リキシセナチドの今回の国内申請は、2011年11月の欧州での申請に次ぐものになる。同剤は現在、どの国でも承認されていない。

同剤の国内申請は、同剤の単独療法、経口血糖降下薬との併用療法、基礎インスリンとの併用投与について有効性と安全性を確認するために実施したGetGoal試験に基づく。また申請資料には、アジアで実施されたGetGoal-L-Asia試験の評価結果も含まれる。GetGoal試験は2008年5月に開始されて患者5000人以上が参加、有効性や忍容性が確認された。

サノフィは先行するGLP-1受容体作動薬との差別化ポイントについて、本誌に、「直接比較試験をしていない」とのみ回答したが、「承認が取得されれば、糖尿病患者さんに良好な血糖コントロールを達成するための新たな選択肢の提供が可能となる」とのコメントを発表した。

 

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