GPhA FDAの医薬品不足対策を評価
公開日時 2012/02/28 04:00
米ジェネリック医薬品協会(GPhA)は2月21日、FDAが一部抗がん剤などの供給改善のためにとった措置について歓迎するとの声明を発表した。
GPhA は、FDAが抗がん剤Doxilおよび添加剤を含まないメトトレキサートの供給不足を解消するために取った措置を評価すると同時にFDAの要請に対して直ちに対応したジェネリック医薬品企業を称賛した。
GPhAのRalph G・Neas 会長兼CEO は、「今後は医薬品供給不足が生じる可能性がある場合には早期に警告的な追加的手段が講じられ、今回のDoxilとメトトレキサートの不足解消の際に講じられた緊急的措置の必要性が緩和されることを信じる」と述べ、医薬品不足対策が継続的に講じられることに期待感を示した。
また、GPhAは、医薬品不足を早期に発見、該当製品の生産能力の見極め、生産優先品目の決定など迅速な対応を進めるためにサプライチェーンにおけるジェネリック企業ほか関係者のネットワークの構築、生産準備能力の向上などを目指した業界主導の「復帰加速イニシアチブ」(Accelerated Recovery Initiative)の策定に取り組んでいることを明らかにした。同イニシアチブ推進では、FDAや議会とも連携し進める考えだ。