Meiji Seikaファルマ パーキンソン病治療薬サフィナミドを導入
公開日時 2012/01/06 04:00
Meiji Seikaファルマは1月5日、イタリアのニューロン・ファーマシューティカルズが新規パーキンソン病治療薬として開発中のサフィナミドの日本とアジアにおける独占的な開発、製造および販売に関するライセンス基本条件について合意したと発表した。欧米では、レボドパ製剤またはドパミン受容体刺激剤との併用効果が複数の臨床試験で確認されており、現在フェーズ3実施中という。今後、ニューロン社が保有する臨床試験成績を利用し、日本での「一日も早い上市を目指す」としている。
パーキンソン病に対しては、レボドパ製剤およびドパミン受容体刺激剤による薬物治療が行われている。開発中のサフィナミドはドパミン分解酵素であるモノアミン酸化酵素の酵素活性を阻害することで、ドパミン神経系の活性を高めるとともに、ナトリウムイオンチャネル阻害作用やグルタミン酸放出抑制作用を介して、パーキンソン病の様々な症状に臨床効果を発揮するとしている。