未開拓のニッチ市場に相次ぎ新薬登場 医師と患者の信頼構築支援で価値最大化(1)
公開日時 2011/12/27 00:00
大型品の特許切れを境に、新薬開発は重点領域がブロックバスター型から、アンメット・ニーズに狙いを定めたニッチ・バスター型に大きくシフトした。今年国内市場に登場し、大きな存在感を示すのは、まさにニッチ・バスター候補の新薬だ。多くは患者数の少ないがんの治療薬だが、市場構造を大きく変える転換点になるものと思われる。今年の医薬品業界は接待規制などMRを取り巻く環境が大きく変わる年でもある。製品の特徴が大きく様変わりする中で、MRが担う役割も変化を求められよう。ミクス編集部では、次の成長を担う有望新薬をうらなうべく、公表資料やアンケート調査を通じて、最新の開発後期のパイプラインリストを作成した。今回のリストは昨年7月にまとめたリスト(本誌には申請中のプロジェクト一覧のみを掲載、後期開発品全てを47疾患に...