抗インフルエンザ薬市場を占う
公開日時 2011/12/27 00:00
11-12年イナビル急伸リレンザ厳しくタミフル不動かここ数年、インフルエンザ領域では、09-10年の新型インフルエンザ・パンデミック、07年3月のタミフル(一般名・オセルタミビルリン酸塩、中外製薬)服用未成年患者での原因不明の異常行動による死亡報告に基づく緊急安全性情報の発令、果てはリレンザ(一般名・ザナミビル水和物、GSK)でも同様の異常行動が報告されるなど、常に話題に事欠かない状況だった。そうした中で10年1月、新規インフルエンザ治療薬のラピアクタ(一般名・ペラミビル水和物、塩野義製薬)、10年10月にイナビル(一般名・ラニナミビルオクタン酸エステル水和物、第一三共)が発売された。そこで医療情報総合研究所(JMIRI)の処方情報データベース(調剤レセプトベースで製品ごとの処方数がわかる)...