アステラス/UMN H5N1インフルワクチンの治験薬接種完了 フェーズ2で
公開日時 2011/11/14 04:00
アステラス製薬とバイオベンチャーのUMNファーマは11月11日、共同で開発を進めている細胞培養によるH5N1型インフルエンザワクチン(開発コード:ASP7373)のフェーズ2で、被験者180人全員への治験薬接種が完了したと発表した。実用化は14年度後半を目指していたが、実生産体制整備に対する政府助成の対象にならなかったことから、販売時期は検討することになった。「大きく遅れることはない」(アステラス広報)としている。
このフェーズ2では、健康な成人を対象に、3用量を3週間隔で2回筋肉内接種することで、免疫原性と安全性を比較検討し、臨床推奨用量を検討するのが主な目的。