大幸薬品 セイロガン糖衣Aとパッケージ酷似で提訴
公開日時 2011/10/07 04:00
大幸薬品は10月6日、主力の胃腸薬「セイロガン糖衣A」とパッケージなどが酷似する製品を販売しているキョクトウを相手に、その製造販売や販売のための展示の中止などを求める訴訟を大阪地裁に提起したと発表した。大幸薬品はセイロガン糖衣A(セイロガントーイエー)と類似する「正露丸糖衣S」(セイロガントーイエス)なる文字表示を用いるなど、パッケージ全体が明らかに類似するとして提訴に至ったとしている。
大幸薬品はキョクトウの製品との主な類似点について、(1)「糖衣」の表示で、同じ赤色背景に白抜き表示としている(2)「飲みやすい白い錠剤」と同一文言を使用(3)表面下部の欧文字背景及びゴールド色の使用(4)表面下部の赤色ラインの使用(5)同位置の乗数表示――を指摘している。その上で、キョクトウに対し、製造販売・販売のための展示の中止、包装の廃棄、損害賠償1000万円を求めている。