アボットとエーザイ ヒュミラの新製剤発売 体重少ない若年性特発性関節炎向けに
公開日時 2011/09/30 04:00
アボットジャパンとエーザイは9月29日、両社で共同開発してきたヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体ヒュミラ(一般名:アダリムマブ)について、体重の少ない若年性特発性関節炎患者向けの新製剤「ヒュミラ皮下注20mgシリンジ0.4mL」を新発売した。
若年性特発性関節炎は、16歳未満の子どもに発症する自己免疫疾患で、小児期のリウマチ性疾患の中で最も頻度の高い疾患(小児の人口10万人に8.79人の割合で発病)という。このうち、新製剤の投与対象となるのは、体重15kgから30kg未満の体重の少ない患者。これにより、患者の体重に応じて、臨床現場で既に使用されている「ヒュミラ皮下注40mgシリンジ0.8mL」との使い分けが可能になった。