第14回日本医薬品情報学会総会・学術大会 抗癌剤適正使用情報ワークショップ
公開日時 2011/08/30 00:00
副作用対策の企業間連携、専門用語の共通化など課題山積学会、企業、行政が一体化した取り組みを第14回日本医薬品情報学会総会・学術大会(7月23・24日、東京・江戸川区)で「抗癌剤適正使用情報ワークショップ(WS)」が開催され、抗がん剤とがん治療に関連する薬剤を扱う製薬企業12社が一堂に会し、安全性情報や適正使用情報の提供などの取り組みを発表した。優れた効果とともに重篤度の高い副作用が高頻度で発現する抗がん剤治療は、他疾患領域よりも安全対策の充実が求められるが、一方で相次ぐ新薬の登場に、現場への情報が複雑化しているのも否めない状況にある。こうした現状を踏まえ、初の開催となったWS。ディスカッションからは、副作用対策の企業間連携や専門用語の共通化などの課題が見えてきた。(取材、執筆後藤恭子)WSに...