不眠に悩む人 「つい食べ過ぎしまう」ことにも悩み
公開日時 2011/08/30 04:00
暑さで不眠に悩む人が多くなる夏だが、不眠の体への影響についてNPOが運営する睡眠改善委員会が行った調査結果が、このほど発表された。そのによると、よく眠れている人(快眠者)より不眠に悩む人の方が、食欲や肥満に対し悩みを多く抱えていた。
調査は全国の20~40代の快眠者416人、不眠に悩む人(不眠に対する対策も取ってない)416人に対し、インターネットで行った。その結果、男性の不眠に悩む人は「つい食べ過ぎてしまう」という悩みが多い傾向にあり、食べ過ぎの悩みを持つ人は48.6%と、快眠者より16.4ポイント上回った。
一方、女性の不眠に悩む人は「体重が減りにくい」という悩みが多い傾向にあり、その悩みを持つ人は43.6%と、快眠者より11.9ポイント上回った。
同委によると、睡眠不足により、食欲を抑える物質の分泌が少なくなったり、基礎代謝が低下したりすることが知られるとして、「ダイエットを始める前に、まずは睡眠の改善をしてみては」と呼びかけている。
同委は、エスエス製薬が協賛しNPO日本ブレインヘルス協会が運営している。