がん突出痛治療薬は抗がん剤市場を乗り越えられるか?
公開日時 2011/07/25 04:00
がん患者疼痛の突出痛治療薬で新規にArchimedesPharmaLtdのLazandaが6月30日FDAの承認を取得、次いで、NycomedInternationalManagementGmbHのInstanylが欧州で承認を取得、突出痛治療薬のブレークスルーになる可能性があると期待されている。両剤ともフェンタニルの経鼻剤で、Lazandaは米国初のフェンタニル経鼻製剤。突出痛を適応として初めて承認されたのは、CephalonのActiq(経口経粘膜クエン酸フェンタニル)で、1999年承認、2006年に米国特許を喪失する前のピーク世界売上は5億5000万ドル。その後継品Fentora(クエン酸フェンタニルバッカル)はActiqのジェネリック品との競争にさらされているが、2010年の世界売上...