メディカル・マーケティング
公開日時 2011/05/30 00:00
マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンディレクター菅原章/アソシエート・プリンシパル横山由加子前回5月号では、マーケティング施策や医師とのコミュニケーションチャネルが多様化していることに触れ、それぞれの施策やコミュニケーションが医師の処方行動にどの程度影響力を持つかを客観的に把握し、費用対効果を考慮した上で資源配分を行なうことの必要性を議論した。その際、重要なのは、各製品のマーケティング担当者が、自分の製品の特性や組織のスキルに見合った何らかの費用対効果の把握方法を確立し、経験則や主観を極力排除した議論をできるように準備しておくことであった。さて、実際に費用対効果が高い活動としてあげられるものに、メディカル・マーケティング活動がある。日本でも、この数年の間に「メディカル・マーケテ...