第一三共 認知症用薬メマリー 6月8日に発売 施設担当と循環器・AD担当で展開
公開日時 2011/04/28 04:01
第一三共は4月27日、新規機序のNMDA受容体拮抗アルツハイマー型認知症治療薬メマリー錠(一般名:メマンチン塩酸塩)を6月8日に発売すると発表した。当初は3月18日の発売を予定していたが、東日本大震災によって同剤の製剤化を行う平塚工場が被災したため発売を延期していた。平塚工場は先週末に震災前の状態まで回復したが、同剤発売後の安定供給を確実とするため、発売を6月にした。
同剤はドイツのメルツ社が創製し、第一三共がライセンスを持っている。海外から原薬を輸入し、平塚工場で最終製品化する。情報提供活動は「施設担当MR」と、領域担当のうち「循環器・AD担当MR」が行うが、具体的なMR数は非開示。ただ、同社の製品ラインナップを踏まえると、同社の全MR約2400人のほとんどが施設担当や循環器・AD担当に配置されていると思われる。