座りっぱなしは命取り
公開日時 2010/11/22 04:00
年若い同僚が相次いで急逝した。1人はシリコンバレー。1人は東京。どちらもまだ40代前半だった。いずれも急性心不全による突然死。メタボどころかむしろ痩身だった2人の共通項は人生の大半をPCの前で椅子に座って過ごしたこと。残念ながら筆者の実体験だ。(ジャーナリスト・西村由美子)「座りっぱなし(sedentary)」は身体に悪いとは誰でも聞いて知っている。しかし、「座りっぱなし」がいかに身体に悪いか、その深刻さは十分に理解されていないと言うのが専門家の分析だ。問題は腰痛や肩こりだけではない。「座りっぱなし」は死に至る心疾患の原因になるというのである。1982年の調査対象者を2003年に追加調査した研究レポートによれば、1982年の調査時点で週に23時間以上座ってデスクワークや車の運転あるいはテレビ...