第35回欧州臨床腫瘍学会議(ESMO)
公開日時 2010/10/28 00:00
新規抗悪性腫瘍薬の最新エビデンスが多数発表転移性乳がんの治療に光明第35回欧州臨床腫瘍学会議(ESMO)が10月8日~12日の日程でイタリア・ミラノで開催された。春の米国臨床腫瘍学会(ASCO)と並んで、秋のESMOは、がん治療の最新エビデンスが発表される場として注目を集めている。今回のESMOで発表された演題から、新規抗悪性腫瘍薬の最新データをピックアップし、リポートする。(酒田浩)非小細胞肺がんafatinib進行非小細胞肺がん患者の無増悪生存期間を延長全生存期間は延長せずEGFRを標的とした治療薬イレッサやエルロチニブの治療後に進行してしまった非小細胞肺がん患者を対象にしたEGFR、HER2受容体を標的とするafatinibのフェーズ3結果(LUX-Lung1試験)が報告された。主要評...