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パートDでの薬剤費割引で影響額試算 CMSが発表

公開日時 2010/09/28 04:00

2011年には、ヘルスケア改革に基づき、製薬企業による、高齢者保険メディケアにおける、いわゆる「ドーナツの穴」(薬剤費が一定金額に達すると給付を受けられない範囲)に陥り、かつ低所得者補助を受けていない加入者(non-LIS)へのブランド医薬品・後発医薬品の価格の50%割引で、製薬企業が売上にどの程度の影響を受けるかの試算をメディケア&メディケード・サービス庁(CMS)が発表した。


2009年の売上を基礎に50%割引が実施されたと仮定すると、個別製薬企業では年商1億ドルから2億ドル以上の減少となる。製薬トップ11社でnon-LISにおける薬剤費合計50億ドルの70%に達する。2009年には370万人のnon-LISが「ドーナツの穴」に陥りつつブランド医薬品を服用している。


non-LISで「ドーナツの穴」に入っている加入者の2009年薬剤費は、企業別では、ファイザーが5億6470万ドル、アストラゼネカ3億9950万ドル、ブリストルマイヤーズスクイブ3億8180万ドル、ノバルティス3億2860万ドルと続く。しかし、大手製薬は2010年以降の特許切れ医薬品を多数控えているだけに今後の正確な影響額の把握は難しそうだ。

 

(The Pink Sheet  9月6日号より)  FDAと米国製薬企業の情報満載 “The Pink Sheet”はこちらから


 

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