セルジーンのレブラミド 骨髄異形成症候群の承認取得
公開日時 2010/08/23 04:01
セルジーンは8月20日、サリドマイド誘導体の抗がん剤レブラミドカプセル5mg(一般名:レナリドミド水和物)に、5番染色体長腕部欠失に伴う骨髄異形成症候群の効能を追加する承認を国内で取得したと発表した。日本には標準的な治療法がなく、厚生労働省の「未承認薬使用問題検討会議」でも早期の開発が求められていた薬剤。
発表によると、骨髄異形成症候群は日本では7100人程度の患者がいるとみられるが、うち5番染色体長腕部欠失に伴うケースは推定130人という。高齢者に多く、予後が悪く、急性骨髄性白血病に移行することもある。海外では17ヵ国で承認されている。同剤は、すでに日本で多発性骨髄腫の治療薬として承認され、7月に発売されている。