第3回 ARB配合剤コディオとエカード
公開日時 2010/08/30 00:00
競合のARB単剤からの切替それぞれ5割弱に国内初のアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)、ニューロタン(一般名:ロサルタン、万有製薬)が1998年に上市されてから既に10年以上が経過している。この間、ARBは幅広い合併症に対する有効性などから、Ca拮抗薬やACE阻害薬、α遮断薬、β遮断薬、利尿薬といった薬剤に勝るとも劣らない第一選択薬として重要な地位を確立してきた。ARB(配合剤含む)は薬価ベースで5000~6000億円と国内最大市場に成長し、現在も1桁後半の伸びを示している。医療情報総合研究所(JMIRI)の処方情報データベースでARB服用患者(配合剤含む)の処方実態を見ると、90%以上はARBの継続服用患者で、約7%がARB新規患者(定義:過去2か月間ARB処方履歴なし)となっている...