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多発性骨髄腫治療薬レブラミドなど16日緊急薬価収載へ 中医協了承

公開日時 2010/07/15 04:00

 再発または難治性の多発性骨髄腫の治療薬としてサリドマイド誘導体のレブラミドカプセル5mg(一般名:レナリドミド水和物)と、同剤と併用するレナデックス錠4mg(デキサメタゾン)を7月16日に緊急薬価収載することが、7月14日の中医協総会で了承された。両剤ともセルジーンが申請した。

レブラミドの薬価は5mg1カプセル8861円(1日薬価2万6563円)。薬価算定にあたり、海外臨床試験で、デキサメタゾンとの併用効果が検証されたうえ、サリドマイドで効果が不十分な患者にも効果が認められたことから、有用性加算(2)が認められ10%が加算。さらに外国平均薬価との調整ルールにより算定薬価が引き上げられた。初年度の売上予測は23億円、ピーク時の10年目は219億円を予測している。

レナデックスは、古くからあるデキサメタゾンが成分だが、これまで0.5mg錠しかなく、1日数十錠も服用する必要がある多発性骨髄腫患者からは容量の大きな製剤が求められていた。既存薬に多発性骨髄腫の適応がなく、対照薬がないと判断し、原価計算方式で算定され、4mg1錠171.60円となった。初年度の売上予測は23億円、ピーク時の10年目は219億円を予測している。初年度の売上予測は2億円、ピーク時の3年目は12億円を予測している。

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