【レベル7】ペーパードライバーの悲劇
公開日時 2010/07/05 04:00
こんにちは。
エルゼビア・ジャパン 教育部です。
まずは前回の解答から。
【問】 医療関係者のニーズを把握し、問題解決を提案するためのスキルを何というか。
1 対人関係スキル
2 面談スキル
3 ITスキル
【答】 2
MR活動には、さまざまなコミュニケーション・スキルが求められます。面談スキルは、医療関係者と面談を行う際に、信頼関係を確立したり、問題点やニーズを把握したうえでそれを解消したりしながら、最終的には自社品の処方につなげるというものです。
コミュニケーション・スキルが長けているMRは、デキるMRであるといっても良いでしょう。研修部の方々や営業所の上司といったMRの先輩から、体験談を聞くなどして、まずは必要なスキルは何かをインプットし、その後はひたすら現場でアウトプットを繰り返しましょう。
今回のテーマは、
「【レベル7】 ペーパードライバーの悲劇」です。
MRにつきものといえば、毎日の車の運転。学生時代にペーパードライバーだった人も多いのではないでしょうか?
今日紹介する富田さんもそんなペーパードライバーの1人。免許は大学を卒業する寸前の春休みに合宿で取ったため、ほとんど運転経験はありません。
赴任して2週間経ったある日、初めて営業所のマネージャーが1日同行することになりました。
車の運転に不慣れなことに加え、助手席に人を乗せるのは生まれて初めての体験。
朝の卸を訪問し、駐車場から車を出そうとした時に、マネージャーから卸での行動について注意を受けました。きつく叱られたわけではありませんが、注意されたことに気が動転してしまった富田さん、「早く車を出さなきゃ」と焦ります。
エンジンをかけて、サイドブレーキを下げ、アクセルを踏み、いざ出発。
目の前に広がるのは、ブロック塀。
ブロック塀の破壊、大成功。
後に残ったのは、粉々に砕け散ったブロック塀の残骸と、富田さんの天にも届かんばかりの悲鳴でした。
幸い、二人の命に別条はなく、ケガもなかったのですが、アクセルとブレーキを踏み間違えるという初歩的なミスを犯してしまった富田さんに下された処分は、「無期限運転禁止」というものでした。
その後、富田さんは、徒歩、自転車、電車、バス、タクシーといった運転以外のあらゆる手段を駆使して、今も同じ地区を担当しているそうです。ちなみに未だに運転の許可は下りていないとのこと。
根性で車なしでもMR活動を続ける富田さんもアッパレですが、やはり車がないと何かと不便ですよね。膨大な量の宣伝資材やサービス品(ボールペンなど)を常に手持ちするというのは大変です。
富田さんのような事態にならないように、ペーパードライバーの人は夏休みなどを利用して、きちんと運転の練習をしておきましょう。
〔今日の宿題〕
【問】 興奮がシナプスを介して隣の細胞に伝わることを何というか。
1 伝達
2 伝導
3 伝道
正解は次回!!