【レベル6】営業トークの三大タブー
公開日時 2010/06/23 04:00
ワールドカップ、盛り上がっていますね。夜更かしなどされていませんか?
エルゼビア・ジャパン 教育部です。
まずは前回の解答から。
【問】 短期記憶を長期記憶に変えるのに重要な役割を果たしている部位はどれか。
1 視床下部
2 海馬
3 心臓
【答】 2
何かの情報を得た時、まず短期記憶という仕組みの中に蓄積されます。何もしないでいると、短期記憶の情報はそのまま消えてなくなってしまいます。これを一生忘れないようにするのが、長期記憶です。短期記憶を長期記憶に変えるためには、短期記憶を定着させるという仕組みが必要となります。この一連の流れに大きく関与するのが、大脳辺縁系にある海馬(かいば)です。海馬は、タツノオトシゴに形が似ており、タツノオトシゴを別名海馬と呼ぶことから、その名が付けられました。
楽しいことや興味のあることは意外と簡単に長期記憶になっていきますが、難しい医学の内容を暗記するのは大変ですよね。
個人的見解としては、どうしても覚えられないことは下ネタに絡めると一発で覚えられる、と確信しているのですが、このコーナーにふさわしくない内容になってしまうので、割愛します…。
今回のテーマは、
「【レベル6】 営業トークの三大タブー」です。
MRのみならず営業職にとって、相手先で話題にしてはいけないことがあります。
「宗教・政治・野球」の三つがそれで、営業トークの三大タブーと称されます。
宗教というのは、とってもデリケートな話題です。仏教やキリスト教以外にも、新興宗教などを含めれば、世界中には宗教と名のつくものが、ごまんとあります。
全く信じない人もいれば、信仰心が強い人もいて、十人十色。
診察室や待合室に怪しい置物や壷などがあっても、むやみに話題にするのはやめておいた方が無難です。
政治についても、宗教に似たところがあり、個人の思想がはっきり出るものです。新聞などで得た情報からその時々のホットな話題を会話のきっかけにするのは良いですが、主義主張といったところまで踏み込むと後々やっかいなことになりかねません。
三つ目の野球に関しては、昔は絶対にタブーといわれたときもありました。
熱狂的な阪神ファンのドクターに延々と巨人の素晴らしさでも語ろうものなら、必ずや出禁(出入禁止)をくらうことでしょう。「どこのチームのファンですか?」と聞くのはありですが、「昨日も勝ちましたね、巨人!」なんて嬉しそうに言うのはもってのほかです。
ただし、最近はプロ野球自体への世間一般の興味というのも薄れてきていますので、タブーとはしない、というより話題にあまりのぼらない、というのが実状のようです。
以上、営業トークの三大タブーをお伝えしましたが、これらの話題についてドクターから話を振られるという場面も必ずあることでしょう。
「君は、民主党政権についてどう思うかね?」
なんて、言われた時に、皆さんならどう返しますか?
正解は一つではありません。色々な答が想定されますので、皆さんで考えてみてください。
私だったら「蓮舫ってすごいですよね。」と返して、ドクターの反応をうかがってみます。
…参考にならなくて、すみません。
〔今日の宿題〕
【問】 医療関係者のニーズを把握し、問題解決を提案するためのスキルを何というか。
1 対人関係スキル
2 面談スキル
3 ITスキル
正解は次回!!